今年になり、種苗メーカーの株価が、かなり注目されている。テレビでも取り上げられ、株価も右肩上がりであるので、いろいろ調べてみた。種苗メーカーでは、上場している会社では、サカタのタネや、カネコ種苗などが有名であるが、大手企業の子会社の中にも、雪印種苗やアサヒ種苗などもある。また、この分野では、商社などの積極的に参入してきている。
種苗メーカーの買収動向
海外の種苗メジャーといわれている企業では、かなり積極的にM&Aが行われている。目的には、品種の確保や技術提携などもある。将来、日本の企業もターゲットになる可能性もある。
食糧問題に関する種苗メーカーの動向
種苗メーカーでは、アメリカなどでは、遺伝子組み換え食品の作付けが人気がある。病気も少なく生産性が高いからである。しかし、多くの品種で、二代目の種が使えなかったり、遺伝上の問題で、できが悪かったりするので、農家は、種苗メーカーから種を毎年買わなくてはいけないので、生産コストがかかるといわれている。
しかし、アメリカのような、広大な農地の農家では、種の選別もしなくていい上、生産性が安定しているので、喜ばれているのも事実である。
そのため、日本の豆腐メーカー向けの大豆の生産が減ってきている、理由は遺伝子組み換え食品のほうが、手間がかからないためである。食糧危機で、品質から量の転換が計られてしまっている
環境問題での種苗メーカーの動向
CO2削減問題では、植林などの活動が盛んである。そのため、CO2を吸収率の高い植物の開発が人気がある。サカタのタネでは、すでに、実用化されているようである。
二酸化炭素などの環境汚染物質を高効率に吸収、浄化する園芸草花があることが、サカタのタネと浦野豊生態工学会理事(東大農学博士)の共同研究で実証された。両者が25日発表した。
実証研究に使用したのは、サカタのタネが2006年5月に出荷を始めた草花「サンパチェンス」。2007年には欧米市場を中心に383万鉢を出荷した新しい鉢物・花壇用草花。
実証結果によると、ニューギニアインパチェンス、ポトス、サンセベリアという成長が早い従来の園芸植物と比べて、二酸化炭素で4倍、二酸化窒素が5倍、シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドを3倍の高い吸収能力で浄化する実証結果を得たとしている。
バイオ燃料の種苗メーカーの動向
バイオ燃料は、第一世代では、とうもろこしやサトウキビを原料にしている。第ニ世代では、稲の茎や葉や、麦わらが注目されているが、生産性やコストの面から、かなり問題がある。第一世代では、食料を使うため、途上国からの非難もかなり大きい。
種苗メーカーでは、よりバイオ燃料が取れる植物の開発が、大きな注目を浴びている。ある意味、油田を掘り当てるのと、同じインパクトがあるといえる。
一部のメーカーでは、大規模に農地を借り上げて、実験をしているそうである。海外の自動車メーカーなどでも、この手の研究では、かなりの資金を出資している。
アフリカ、中国などでも、ジャトロファ(ヤトロファ)種から搾油したジャトロファ(ヤトロファ)原油は薬用石鹸に加工することが可能でエタノールの製造原料として、最近注目されてきている。
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