2008-11-16(Sun)
グロソブも苦戦 定期分配型投信の分配金が減少
低金利で、人気が高かった、定期分配型投信基準価格の急落と分配金減少のダブルパンチで、4363億円が純流出し、流出額は9月の247億円から大幅に拡大した。投資家の安全志向の高まりで昨年来底堅い資金流入が続いていた外債ファンドが流出超に転じた影響が大きい。分配型外債ファンドの草分けで、純資産残高が国内最大の国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)<通称:グロソブ>」も、10月だけで843億円が流出
10月末までの過去1年間で投資環境は急速に悪化している。東証株価指数.TOPXは46%、米S&P総合500種.GSPC.SPXは37%急落し、円は対ドルで15%、対ユーロで22%上昇するなど昨年前半までの株高・円安が逆転した。リッパーによると、定期分配型ファンドの平均騰落率は過去1年でマイナス34%、過去3年でマイナス18%で、この期間に投信を購入した個人の多くは含み損を抱え、新規投資にも慎重になっている。
定期分配型ファンドの分配金推移をみると、キャピタルゲインを原資とするボーナス分配を含む分配金は1ファンド当たりの月次平均が今年1─10月期で約31円と07年に比べ約4割減、06年比でも3割減となった。分配型投信は多様化しており、相対的に低額でも長期に安定的な分配を志向するものと、キャピタルゲインも吐き出し高額配当を志向するものでは分配金の変動率は大きく異なる。
例えば、97年設定のグロソブは、インカムなどを原資に預金の受け皿となるような安定分配を目指しており、01年1月以来40円の毎月分配を継続している。基準価格は10月28日に5908円の設定来安値をつけ、下落率が10月に26%、過去1年で23%、過去3年では22%となったが、配当金収入を加味したリターンは過去1年でマイナス17%、過去3年でマイナス4%にとどまり、過去5年ではプラス13%となっている。
一方、05年設定でグロソブに次ぐ残高があるピクテ投信投資顧問の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)<通称:グロイン>」62004937JP.LPは今年に入りボーナス分配が減少した。10月末までの1年間でみた分配金合計は1050円でその前1年の2090円からほぼ半減。ただ、10月末に5729円の設定来安値をつけた基準価格は過去1年で46%、過去3年で35%の下落となっているが、配当金収入を加味したリターンは過去1年で38%のマイナスにとどまり、過去3年では13%のプラスとなっている。



10月末までの過去1年間で投資環境は急速に悪化している。東証株価指数.TOPXは46%、米S&P総合500種.GSPC.SPXは37%急落し、円は対ドルで15%、対ユーロで22%上昇するなど昨年前半までの株高・円安が逆転した。リッパーによると、定期分配型ファンドの平均騰落率は過去1年でマイナス34%、過去3年でマイナス18%で、この期間に投信を購入した個人の多くは含み損を抱え、新規投資にも慎重になっている。
定期分配型ファンドの分配金推移をみると、キャピタルゲインを原資とするボーナス分配を含む分配金は1ファンド当たりの月次平均が今年1─10月期で約31円と07年に比べ約4割減、06年比でも3割減となった。分配型投信は多様化しており、相対的に低額でも長期に安定的な分配を志向するものと、キャピタルゲインも吐き出し高額配当を志向するものでは分配金の変動率は大きく異なる。
例えば、97年設定のグロソブは、インカムなどを原資に預金の受け皿となるような安定分配を目指しており、01年1月以来40円の毎月分配を継続している。基準価格は10月28日に5908円の設定来安値をつけ、下落率が10月に26%、過去1年で23%、過去3年では22%となったが、配当金収入を加味したリターンは過去1年でマイナス17%、過去3年でマイナス4%にとどまり、過去5年ではプラス13%となっている。
一方、05年設定でグロソブに次ぐ残高があるピクテ投信投資顧問の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)<通称:グロイン>」62004937JP.LPは今年に入りボーナス分配が減少した。10月末までの1年間でみた分配金合計は1050円でその前1年の2090円からほぼ半減。ただ、10月末に5729円の設定来安値をつけた基準価格は過去1年で46%、過去3年で35%の下落となっているが、配当金収入を加味したリターンは過去1年で38%のマイナスにとどまり、過去3年では13%のプラスとなっている。





